古代文字(List_Tab)
古代文字(甲骨文字・金文)

◆甲骨文字 こうこつもじ  殷(紀元前 1800 年頃~前 1200 年頃)の時代に、為政者が物事の吉凶を占わせた際に骨や甲羅に刻んだ象形文字の一種。

◆金文 きんぶん  周(西周 紀元前 1100 年頃~前 780 年頃、東周紀元前 770 年頃~紀元前 200 年頃)の時代に鋳物である鼎(かなえ)や石、鉄器に刻まれた象形文字の一種。
 
篆書(List_Tab)
篆書(てんしょ)

紀元前 221 年頃、長く続いた戦乱の時代を終わらせた秦の始皇帝は、多種多様に乱立する書体や文字、度量衡を統一することを始めた。焚書坑儒の一環として「篆書」を文字書体の統一規格とした。これにより、各国の文字文化を廃止した。

【書体の特徴】
象形文字の一種である金文を元に、字形の整理ができている。上下左右の大きさのバランスが整っており、曲線を主体とした書体であるのが特徴。

隷書(List_Tab)
隷書(れいしょ)

漢の時代に篆書から移行したのが隷書である。 隷書は現代にも引き継がれている書体である。隷書は儒教の教えを石に刻んだ形で多く残されている。

【書体の特徴】
左右の払いを書く際に、波打つような運筆(波磔)をもち、一字一字が横長であるのが主な特徴。

楷書(List_Tab)
楷書(かいしょ)

隋から唐の時代にかけて確立した書体で、隷書をわかりやすくした書体とも言える。書体の名称である「楷書」が定着したのは 10 世紀の宋の時代。 実用的で書きやすいため、歴史的な資料の多くが楷書で書かれている。また、同じ理由から石碑にも多く使われた書体である。

【書体の特徴】
一画一画を続けずに書くのが特徴。

行書(List_Tab)
行書(ぎょうしょ)

漢の時代に、隷書をより実用的に読める程度に速くかくために崩した書体。 同じ隷書を元にした筆書体の草書に比べると、字画の省略の程度は下がるが、その分一般の人でも読み書きしやすい。行書体で書くスピードは隷書や楷書に比べて速いため、公で厳粛な書体として利用された。

【書体の特徴】
流れるように書かれた筆書体でありながら、字画の省略は少なく、楷書への想像が容易にできる。

草書(List_Tab)
草書(そうしょ)

漢の時代に、隷書を速く書けるように、字画を大幅に省略した筆書体。文字ごとに独特の省略がされている。 楷書の 3 ~ 5 倍の速度で書けると言われており、印刷技術が未発達の時代には書類を量産する手段としても重宝された。また、同じ筆書体である行書は公で厳粛な書体とされているが、草書はカジュアルな筆書体として多くの手紙などの史料に残されている。また、芸術としても草書が好まれ、 3 世紀頃には一般化した。

【書体の特徴】
字画を大幅に省略し、流れるように続けてかくのが特徴。字によって独自の崩し方があるため、一字一字を覚えなくては書けない上に読むこともできない。

仮名(List_Tab)
仮名(かな)

日本独自の書体文字。中国大陸から伝わった漢字から、日本固有の名前の発音に合うように「借字」という形式で一部の漢字を利用していた。それらの漢字を草書にし、それをさらに崩して書くようになったものが「仮名」である。奈良時代の終わり頃から平安時代にできた書体。

【書体の特徴】
平仮名には字画には直線、曲線、とめ、はね、があるが、全体的に丸みを帯びており女性的な書体とも言われている。カタカナは、字画は直線が多く、はねや払いがないものが多い。

 

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